オープンデータFAQ

Q1. オープンデータとは何ですか?
オープンデータとは,誰もが自由に利用,再利用,再配布できるデータのことです.但し,ニつ程許容されている要件があります.一つはクレジット表記を明示させること,もう一つは派生物に同じライセンスを使わせることです.詳しくはオープンの定義 (日本語訳)を参照してください.
Q2. 誰もが自由にとは?
データの利用者や,データの用途,データの形式等によって差別をしてはいけないということです.例えば"商用利用は不可"や,"研究目的の利用は可"といった制限は許されません.また,特定のソフトウェアに依存したファイル形式よりも,オープンな仕様で機械処理しやすいファイル形式であるほうが良いです.
Q3. 利用しやすいデータとは何ですか?
まず,データ全体の複製が容易で,コストが掛からないようにすることです.そのためにも,インターネット経由でアクセスしてダウンロードできるようにするのが望ましいです.また,使いやすく変更可能な形式であるべきです.
Q4. オープンデータとは公共データのことですか?
政府や地方自治体等が保有する公共データは,オープンデータの主な対象の一つです.但し,それだけがオープンデータではありません.OpenStreetMapDBpediaのようにコミュニティによって作られているオープンデータもありますし,New York Timesのように企業によるオープンデータもあります.
Q5. 情報公開制度との違いはなんですか?
情報公開制度では,開示請求を利用者側が明示的に行わないといけません.また,複写等,行政側にも利用者側にもコストがかかります.オープンデータでは,最初から誰もが利用可能な状態になっていますので,請求や複写等のプロセスが必要なくなります.
Q6. すでにWebサイトにデータを置いているのですがオープンデータではないのですか?
オープンデータとして扱って良いのであれば,オープンなライセンスを明示しましょう.
Q7. オープンにしたいデータを保持していますが,どうすれば良いのでしょうか?
色々なやり方がありますが,簡単な方法としては,まずあなたのWebサイトにそのデータを置きます.そして,データ公開用のWebページを作成して,そこからデータにリンクしましょう.後はデータ公開用のWebページに'このデータには〇〇ライセンスのもとで公開しています'と明示して,ライセンスのページにもリンクしましょう.より詳しくはSimple Open Data (日本語訳)が参考になります.
Q8. オープンなライセンスとは?
オープンの定義に適合するライセンスです.代表的なものとしては,クリエイティブ・コモンズのCC0CC BY,オープン・データ・コモンズのODC-BY等があります.
Q9. ライセンスが色々あって何を選んだらいいのかわかりません.
許諾者の事情(法律等)によって様々なライセンスが存在していますが,なるべく広く利用してもらいたいのであれば,皆が良く利用しているライセンスを用いるのが良いです.Public Domainの同等の扱いをして良いのであればCC0,クレジット表記を要求するのであればCC BY 4.0が現在お勧めです.
Q10. クリエイティブ・コモンズのライセンスを使っていればオープンデータなのですか?
クリエイティブ・コモンズが提供するライセンスの内,オープンの定義に適合するのはCC0, BY, BY-SAのみです.NCは非営利のみという制限をしていますし,NDは改変禁止という制限をしていますのでオープンの定義には適合しません.
Q11. オープンソースとの関係は何ですか?
オープンソースはプログラムが対象で,オープンデータはデータが対象と,適用対象が異なります.しかし,オープンの定義は元々オープンソースの定義から派生しているため,その内容は多くの部分が共通しています.
参考文献